JINS × Snow Peak 開発ストーリー

「最高の景色を見たいから」

アウトドアシーンで、強い日差しが眩しくて目を細める瞬間がある。日々の気分の落ち込みなども、太陽光不足が1つの原因とも言われています。スマホやゲームの普及により、外遊びをしない子どもは増えてきています。心身ともに健康に過ごす為に必要なのは、太陽の光を取り戻すことです。しかし、紫外線は浴びすぎると目や体にとって良くないこともあります。今回、我々は太陽と上手に付き合い、景色を楽しむアイウエアを提案します。
2021年夏、ジンズとスノーピークが共に掲げたコンセプト。どのような想いでこのプロジェクトは始まったのか、開発秘話から将来の展望を両社のマネージャーやデザイナー、総勢6名のメンバーに取材した。

JINS メンバー

  • 舘野 英明
    ディレクター

    スノーピークの方々と両社の理念を話しながら今回のコンセプトを立案した。

  • 内海 允斗
    MD

    テーマを具現化するために、スノーピークのデザイナー陣と一緒に商品企画を担当。

  • 北垣内 康文
    デザイナー

    内海允斗氏と同様に商品企画立案を担い、デザイナーとして商品の設計を担当。

Snow Peak メンバー

  • 西村 康司

    コラボ相談時の窓口となり、今回のコンセプト立案に参画。これまで数多くのコラボ案件やスノーピーク主催のイベントの企画運営を担当してきた。

  • 菅 純哉

    コラボ商品全体のチェックや具体的アドバイスで商品の具現化に協力した。スノーピークの経験豊富なデザイナー。主にアパレルのデザインを担当。

  • 河﨑 帆高

    スノーピーク生産ラインで製作したサコッシュケースのデザインを担当。 主にギアデザインを担当している。

今回のコラボに至った、開発背景は? 今回のコラボに至った、開発背景は?

JINS 舘野:ジンズでアウトドア向けのサングラスを開発しようという動きがあったんですが、自社だけでは限界があって……。スノーピークさんとならキャンパーが本当に欲しいと思うものを作れるんじゃないかと思って相談をもちかけたんです。

Snow Peak 西村:私たちスノーピークでも、日本のキャンプシーンにもっとサングラスを普及させたいという想いがありました。日差しの強い日には外で帽子をかぶるように、サングラスで目を守るのが当たり前になるような文化を醸成していきたいなと。なので即答で「やりましょう!」と。

JINS 内海:海外では大人も子供もサングラスで紫外線から目を守る、というのが習慣ですからね。家族みんなでサングラスをつけて欲しいというのは我々の願いでもありました。

Snow Peak 西村:そういったサングラスに対する想いも、一緒にキャンプしながら語り合いましたよね!

JINS 北垣内:キャンプしましたね!皆さんで焚き火を囲みながら、「キャンプってこんなに人との距離感が縮まるんだなぁ」って実感したのを覚えています。

JINS 舘野:そうやってスノーピークさんとチームになって話し合いを重ねながら決まったのが今回のコンセプト「最高の景色を楽しむ」です。私はもともと自然が好きでキャンプもするんですけど、カラーレンズのサングラスを通して景色を見ると、自然がより鮮やかに、美しく見えるんですよね。なので、サングラスを通して最高の景色を見てもらって、視覚だけでなくその人の心にまで良い影響を与えられるアイテムになればいいなと考えています。

今回のコラボ商品はどのように決まったのか? 今回のコラボ商品はどのように決まったのか?

Snow Peak 菅:コラボの話が決まって、まずはジンズさんと一緒に私たち自身がキャンプや日常生活をおくるときに欲しい機能をブレストしました。そこから必要な組み合わせを考えて商品のラインナップが決まった形ですね。

JINS 内海:今回の「JINS×Snow Peak JINS Switch」「JINS×Snow Peak Folding SUNGLASSES」「JINS×Snow Peak Rubber SUNGLASSES(Kids)」という4つ商品ラインナップは、目が悪い人でもそうでない人でも楽しめることを意識しています。

Snow Peak 菅:それぞれの商品は、リアルなアウトドアシーンを想定しているので、実際にどれも使えるものばかりですよね。例えば、近年スノーピークでは「キャンプフィッシング」という新たなカテゴリを確立していきたいという意図もありますので、ジンズさんと相談していくなかで偏光レンズを採用したり、持ち運びやすさを意識した折りたたみ式を採用したり。

JINS 北垣内:とくに偏光レンズを採用した「JINS×Snow Peak JINS Switch」は、サングラスとメガネをぱっとワンタッチで切り替えられるので、フィッシングにも最適なモデルに仕上がったかなと思います。さらにアウトドアフィールドでの使用を想定して、耳にかけてもずれないフックを搭載することで「JINS Switch」をさらに一歩グレードアップさせることができました。

JINS 内海:じつは「JINS×Snow Peak Folding SUNGLASSES」のような折りたたみ式のサングラスは以前からあったのですが、アウトドアシーンは想定していなかったんです。コンパクトで持ち運びやすいことがアウトドアシーンで求められる機能だとご提案いただいて「折りたたみ式」という機能を再定義することができました。また「JINS×Snow Peak Rubber SUNGLASSES」は、お子さんもアウトドアで安全にかけられる、という意識で細部までこだわっています。

Snow Peak 菅:フィールドで細かいパーツをなくすと大変なので、フレームを壊れにくくするだけでなく、ノーズパッドなどの金属パーツもフレームと一体化してシンプルな構造になるようデザインを落としこみました。

JINS 内海:あとは「キャンプにメガネだけ入るケースなんてもっていかないよ」という話もありましたよね。だからケースはサコッシュタイプにしようと。

Snow Peak 河﨑:最初は何かに吊り下げられるハードケースを考えていたのですが、サコッシュのように他のものと一緒に持ち歩けるものにしようと決めてからは、一般的なメガネケースからどこまで離れられるか、というのが開発のテーマでした。内側は起毛でメガネを傷つけず運べ、外側の生地や紐などは実際にスノーピークのプロダクトに使っている素材で作ったので、アウトドアでもガンガンお使いいただけます。

JINS 舘野:さらに今回は私たちの想いを伝えるために、コラボロゴも特別につくっているんです。単なる横並びに両者のロゴが並ぶのではなく、お互いのロゴの中心にスノーピークさんのモノづくりの想いを象徴としたソリッドステークが入っています。

Snow Peak 西村:スノーピークでは他社とのコラボロゴは、あんまりない事例なのですが、JINSさんからの強い要望もあり、それに応える形で、今回実現することができました。

今回のコラボをきっかけに今後はどのようになっていくのでしょうか? 今回のコラボをきっかけに今後はどのようになっていくのでしょうか?

Snow Peak 西村:日本ではサングラスに対してちょっと気取っているというイメージを持っている人もいると思いますし、人前でサングラスをかけることにまだまだ抵抗ある方も多く、それが一般的にサングラスをかける文化が確立する妨げになっているのではないかと思っています。そういうイメージを払拭させていきたいという想いもあるので、サングラスをもっともっと広く野遊びと共に普及させたいですし、コラボモデルを作って終わりではなくて、今後サングラス以外でも、色々な形で2社の取り組みを、3年、5年と続けていきたいなと思っています。

JINS 舘野:西村さんが仰るように、サングラスの地位をもっと底上げして、家族みんなでサングラスをするのが当たり前の世の中ができるまでとことんお付き合いして頂きたいと思っているので、ぜひよろしくお願いします。