2024/10/04

クリエイティビティを刺激するJINS東京本社 創造性を充填するギャラリーの第2回展示は、写真の新しい解釈を提示する「プラネタリウム」

©Keizo Kioku

株式会社ジンズホールディングス(東京本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:田中仁、以下JINS)は、新しい価値の創造に挑戦するマインドを取り戻すため、多彩なアートを取り入れクリエイティビティを刺激する新社屋に、昨年移転しました。この度、3階のギャラリースペースに、国際的に活躍するキュレーターである長谷川祐子氏のキュレーションのもと、写真家・高木こずえ氏の「プラネタリウム」の展示を2024年9月より開始しました。

「美術館×オフィス」を体現したギャラリーが、従業員のクリエイティビティを刺激!

JINSは現在、“Second Genesis(第二創業)”を掲げ、JINSブランドの刷新に取り組んでいます。昨年、自分たちが冒険者(ベンチャー)であることを改めて認識し、覚悟を持って新しい価値づくりに挑戦するマインドを取り戻すべく、東京本社を移転。地上9階建てのビルを一棟借りし、新進気鋭の建築家・髙濱史子氏のもと「壊しながら、つくる」と「美術館×オフィス」をコンセプトにフルリノベーションした新社屋では、入居以降、多彩なアートや従業員用サウナ、カフェを導入し、従業員のクリエイティビティを高めるため、新しい働き方を大胆に模索しています。
3階は商談室フロアの廊下部分をギャラリースペースに活用し、「美術館×オフィス」のコンセプトを体現。従業員はもちろん社外の方の感性にも働きかけ、創造性が充填される場所として長谷川祐子氏に監修いただきました。第1回として2023年10月より2024年6月まで、アーティストの立石従寛氏、松田将英氏、保良雄氏の共作による映像インスタレーション「Gravitation」を展示しました。

旧来の制作手法に収まらない写真家・高木こずえ氏。初公開となる新作含む20点が、写真の新しい解釈を提示する

今回、第2回となる展示プログラムとして、写真家・高木こずえ氏の「プラネタリウム」を展示します。高木氏は写真をベースにしながらも、旧来の写真の枠に収まらない制作手法で新しいアートを切り開いてきました。本展示では、写真作品だけでなく近年取り入れている油彩や版画を、写真の新たなる解釈として提示する作品20点を展示。なかでも展示プログラムのタイトルでもある作品「プラネタリウム」は、プラネタリウムの建物を撮影したポラロイド写真と、写真をもとにキャンバスにアクリル絵の具と写真の古典技法「サイアノタイプ」で描いた作品。サイアノタイプを発明したジョン・ハーシェルが天文学者であったことから、星々を眺めるプラネタリウムを青写真とも呼ばれる技法も取り入れて表現しています。他にも新作(タイトル未定)である富山県の海辺で撮影した写真は、長谷川氏との対話を経て、当初白黒だった作品に異なる色のレイヤーを重ねることで、1つの写真が違った変化をみせる作品となっています。これらを含む、「SUZU」(2011)、「琵琶島」(2012-2017)、「プレリュード」(2018)のシリーズに加え、2024年作の初公開となる新作4点を展示します。