2026/06/15
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株式会社ジンズ(以下JINS)は、2026年6月16日(火)から9月13日(日)まで東京国立近代美術館にて開催される「杉本博司 絶滅写真」の展示作品《CAMERA MAN》に、光学機器メーカーである株式会社シグマ(Sigma)と共同で制作協力を行いました。
本展では、さまざまな領域で活動する現代美術作家、杉本博司氏の芸術の原点である銀塩写真の初期から現在に至る銀塩写真約60点を展示。確たるコンセプトに基づく、独自の表現による作品は、銀塩写真の技術としても頂点を極めるものであり、写真がデジタルに置き換わった今、その技法はまさに「絶滅が危惧される」ものと言えます。
本展示作品の一つとなる《CAMERA MAN》は、「カメラは人間の眼の構造を映した装置である」という杉本博司氏の構想のもと開発されました。シャッター速度1秒のメガネ型カメラのシャッターを自身の手で切ることにより、3分間の闇の後、露光される1秒の外景が網膜(記憶というフィルム)上に露光・保存される仕組みとなっています。JINSがアイウエアブランドとして培ってきた技術やデザイン力と、Sigmaの光学製品のものづくりと高度な加工技術を融合させることで、人間の目にシャッターを組み込むかのような「人間写真機」を具現化しました。
カメラは人間の眼の構造を映した装置である。レンズは水晶体、絞りは瞳、フィルムが網膜である。しかし困ったことにシャッターは人間の目には据え付けられていない。そこで人の目にシャッターを組み込み人間写真機を構想した。シャッター速度は1秒とし、シャッターレリーズを通して自身の手でシャッターを切る。その前に3分間を闇の中で過ごす。その後一瞬、1秒の外景が網膜上に露光される。外景は網膜上に浮かび記憶というフィルムに保存されるが、画像の劣化は個人差にもよるが一般的にかなり早い。メタファーとして1秒を人の一生に例えてみた。人の平均寿命を85年とすると、この3分は1万5千年程の時の流れになる。人類が意識を持ち文明化へと進んだ時間とほぼ一致する。文明の時間の長さを、人の一生に例えて実感してもらう為の装置として考案した。