パリを拠点とする兄弟デザイナー、ロナン&エルワン・ブルレック。
二人の対話から生まれたJINSの新デザインは、軽やかで色あざやか。
表情にとけこみながら、その人の“姿”をつくるフレーム。
フロントからテンプルへと伸びるなめらかな曲線も特色です。
パリを拠点とする兄弟デザイナー、ロナン&エルワン・ブルレック。
二人の対話から生まれたJINSの新デザインは、軽やかで色あざやか。
表情にとけこみながら、その人の“姿”をつくるフレーム。
フロントからテンプルへと伸びるなめらかな曲線も特色です。
人の美しさはそのしぐさに宿っています。女性なら、その歩き方、髪に触れるしぐさに。男性なら、真剣な表情、あるいはリラックスした表情に。彼の視線、彼女のまなざしに、美しさは潜んでいます。メガネは身体表現の一部です。何かに集中している姿を示すこともあれば、柔らかな雰囲気を醸しだすこともあります。
JINS Design Projectで僕たちは、「異なるタイプのメガネフレームが、自然になされている自己表現を補う」という理念をかたちにしたいと考えました。メガネ全体が軽やかで、空気のように透明感に満ちたデザインのデザインを目ざしたのです。
ラウンド型のフレームがしっくりくる日があれば、スクエア型のメガネをかけたくなる日もあるでしょう。なかにはフェミニンすぎるかなと思うデザインもありますが、すぐに男性の目線だからそう感じたことに気づいたりします。僕たちは、バランスの調整をあらゆる角度から緻密に行い、検討を重ねました。無限の可能性を演出するという点では、フレームのカラーリングも同様です。
けれど、デザインが完成するのはその人がメガネをかけるときであり、最終的な雰囲気を決定づけるのは、かける人自身。これらのデザインは、異なる雰囲気を生み出す光の波長(スペクトラム)のようなものなのです。
今回チームを組んだのは、パリを拠点とする兄弟デザイナー、ロナン&エルワン・ブルレックです。二人の対話を経て完成したデザインは、フロントからテンプルへと伸びるなめらかな曲線が特色。これまでになかったフォルムと透明感に満ちた軽やかなデザインです。かける人の表情にとけこみながら、その人の“姿” をつくる、4タイプのフレームが揃いました。