エンジニアリングの視点をふまえた実験的なアプローチで、
革新的かつ軽やかさを備えたプロダクトを多数実現しているデザイン界の巨匠、アルベルト・メダ。
フレームとテンプルの関係を始め、素材、技術から探究を重ねたJINSの新デザインが完成しました。
エンジニアリングの視点をふまえた実験的なアプローチで、
革新的かつ軽やかさを備えたプロダクトを多数実現しているデザイン界の巨匠、アルベルト・メダ。
フレームとテンプルの関係を始め、素材、技術から探究を重ねたJINSの新デザインが完成しました。
フォルムからではなくアイディアから始めたい。JINSからチタンとアルミを使ったメガネをデザインして欲しいという依頼が来たとき、新しいフォルムを考えるより先に、まずヒンジに着目した。メガネの構成要素であるフレームとテンプルに新たな「関係」を作り出せるアイディアを探したかったからだ。構成要素間の関係、そして私たちとモノとの関係にこだわることが私には重要に思える。私たちは視覚だけでなく五感を駆使して、時には無意識に、それらのモノを試しているのだから。私は、関係性の中の美というものがあると信じている。つまり、フォルムだけが生み出す美しさではなく機能に結びついた美しさだ。テクノロジーは機能を統合し、軽くシンプルなモノを作り出すことに貢献できる。これはとても重要だ。シンプルであるとは、つまり複雑さを乗り越えたということであり、私にとっては“Almost organic”、つまり生物学的とも言える必然性に通じるからだ。
今回のデザインは、ミラノを拠点とするアルベルト・メダ。エンジニアリングを学んだ後、実験的なアプローチによる革新的なデザインでプロダクトデザインの可能性を切り拓いてきた、デザイン界の巨匠です。素材や構造、最新テクノロジーに対する知識を活かし、「機能とともにあるさまざまな関係性にこそ、プロダクトの本質的な美が宿る」との考えに基づく活動を一貫して続けています。メダが重視する「関係性からもたらされる美しさ」を、メガネで探究しました。