メガネのアーキタイプ(原型)であるラウンド型に焦点を絞った“ALL ROUND”。
多様なバリエーションで、掛ける人の個性を引き立てます。
メガネのアーキタイプ(原型)であるラウンド型に焦点を絞った“ALL ROUND”。
多様なバリエーションで、掛ける人の個性を引き立てます。
「JINSからの今回のプロジェクトの話は、私がこれまでにデザインを手がけたことのなかった分野への興味深い旅となりました。私自身がメガネをかけているものの、自分でメガネをデザインするということは考えたこともありませんでした。プロジェクトは、機能的でファッション性も備えたプロダクトをデザインするという、すばらしいチャレンジでもありました。メガネをデザインすることの醍醐味とは、異なる顔の人々がそれぞれにかけるもののデザインであるという点です。どのような人であるのか、メガネとは、その人のアイデンティの一部となるのです。」
フロントのデザインや重さのバランスといったタイプ別のかけ心地をふまえ、テンプルのデザインや仕様、顔に自然にフィットするカーブを調整。フレーム内部のスペースでもかけやすさを第一に、JINSの経験から導き出した設計基準を活かしています。
機能性と美しさの双方を重視し、鼻盛りやノーズパッドも、8タイプそれぞれのかけ心地にあわせてデザインしています。フレームのデザインと調和する鼻盛りのフォルムのデザイン、全体デザインと一体感のある丸いノーズパッドを採用しています。
クリアカラーで太さもある「BRACE」タイプのフレームでは、光を受けた際の反射光が目に入ってまぶしくならないよう、内側にマットコーティングを施しました。JINSの提案にコンスタンティンが興味を持ち、デザインに活かされた点の一例です。
今回チームを組んだのは、ドイツを拠点として世界的に活躍するコンスタンティン・グルチッチ。求められる要素を丁寧に満たすと同時に、使う人のためのディテールにこだわったデザインを、最適な素材、技術で実現しているデザイナーです。ものの根本に向き合う真摯な活動を展開するコンスタンティンと、メガネと人との関係を再考する機会ともなりました。